日々

あなたの人生を変えてきたそのレコードが、また誰かの人生を変えられる。


なぜ泊まれるレコード屋を作るのか?

コアゼ(@koaze_GLAMTANKS)です!

宿、作ります!

なんで僕はこのレコード屋×宿をやろうと思ったのか?(ゲストハウスというとドミトリーがあるない云々あまり詳しくないので宿と括る。)単純に小田原にレコード屋さんが少なくなってしまったというのもあるんだけど、ツタヤだって新生堂だってあるし、純粋に欲しいものをすぐに手に入れられるアマゾンだってある。僕はもちろんそことは同じ土俵に立つつもりはなくて、少し変わった事を考えている。

 

 

買取査定でのがっかり感。

 

家にあるもういらないCDやレコード、いやなんならゲームソフトでもなんでもよい。置き場所も無くなって少しの足しにでもなれば良いかと中古のCD屋さんやら、某「本を売るなら~」のお店に大量のCDを持って行った事は無いだろうか?

僕はある。そして衝撃的なセリフを店員さんが僕に告げるのである。

「合計68点で3360円です」

売れるかーー!!!!!!!!

 

ふざけるな。もはや憤怒に近い感情で家に持ち帰る。安すぎるだろ!どう考えても。

実際安くはない。それが市場の買取相場で適正な価格なんだ。

 

 

なぜ怒りに値するのか?

 

家に眠ってるCDやレコード。聴きもしないのに今まで大切に棚にしまってあるのはなぜだろう?その音楽たちはもはや自分の体の一部の様なものだからじゃないかと思った。

昔どんな思いでそのCDを買い、封を開け、再生して感情を爆発させたか。

あの日を忘れられない。曲を聴くと風景が思い出される。匂いを思い出す。空気を思い出す。毎日のように聴き、音楽が自分の体の生活の一部分になった。それだから大切にしまってあったんだ。

そりゃ売れない。それに相場の価値をつけられても納得がいかない。完全に感情論で家に眠ってるんだ。たまに聴きたいし(実際はほとんど聴かない…)

僕たちはCDやレコードに自分の人生、ストーリーを重ねてそれを価値としてしまう生き物なんだなぁ。

 

無価値が価値。

 

一方仕事柄多くの外国人と接することの多かった僕は彼らの行動にとても面白いなと感じた。

マジで意味不明なところで写真を撮る。

看板をバックに撮る。標識と撮る。地蔵と撮る。自撮り棒で撮る。撮る。

渋谷のスクランブル交差点が外国人の観光スポットになっている。大量の人が接触せずにそれぞれの目的地に向かって歩いていく。それが面白いらしい。なんでもない渋谷の日常が世界にとっては不思議で面白い日本の魅力なんだろう。

八王子の街中の電線が大量に走る通りも人気らしい。電線だぞただの。

僕たち日本人にとって不要、価値として特段に高くないものが外国人にとってはとても価値があるものに写る。僕たちにとって何でもない日常がその人にとって忘れられない体験やストーリーになる。とても面白い。

 

CDやレコードでも同じ事が起きる可能性あるんじゃないか?

 

先も言った様にお店に並べばほとんど価値のない様なもの。それはたくさんある。だけどそこに僕たちはストーリーを重ねてしまって売ることは出来ない売りたくない。

でも例えば

「あなたの人生を変えてきたそのレコードがまた誰かの人生を変えられる。」

としたらどうだろう?

猛烈にワクワクしないだろうか。

ちなみに僕はこれを書きながらフリックする指が震えるほどにワクワクしている。

海外から来たゲストがこの宿で一枚のレコードと出会い新しい発見をして帰る。それは母国に帰りその人の家で流れる。音楽には風景や匂い、空気を記憶させる事ができる。最高のお土産だろう。

あなたが十代の頃に死ぬほど聴いた音楽が、世界に羽ばたいて誰かの人生を変えられるかもしれない。ヤバイ。大切にしまってあった思い出だけど誰かの思い出になれるなら本望だ。

これが僕がTipy records innを作る理由の一つです。

 

 

「おいおいコアゼ。そんな簡単にできる話なら誰でもやってるよ!」

確かにそうかもしれない。だからずっとこんな仕掛けをしたらどうかな?どうしたら思い出の一ページに刻めるかな?と毎日考えている。また少しづつ考えていることを綴って行きます。良いアイデアがあったら教えてください。みんなで作るお店にしたい。

今日はここまで。